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つみたてNISA対象商品に6商品が追加、大荒れ相場は積立投資スタートのチャンス

 金融庁は3月6日、つみたてNISA対象商品のリストを更新し、19年10月1日以来、約4カ月ぶりに対象ファンドを追加した。指定インデックス投資信託に、農林中金全共連アセットマネジメントの「NZAM・ベータ 日経225」「NZAM・ベータ S&P500」「NZAM・ベータ 日本2資産(株式+REIT)」「NZAM・ベータ 米国2資産(株式+REIT)」と三菱UFJ国際投信の「つみたて米国株式(S&P500)」「つみたて全世界株式」の計6本を追加した。この結果、つみたてNISA対象商品は、指定インデックス投信が154本、アクティブ運用投信等が18本、ETFが7本で合計179本になった。

 「NZAM・ベータ」シリーズは、インターネット販売専用のインデックス・ファンド。販売時手数料を無料とし、信託報酬も低廉な手数料率に抑えている。日経平均株価(配当込み)に連動することをめざす「NZAM・ベータ 日経225」の信託報酬は、税込み年0.176%。現在、つみたてNISA対象商品の中で、日本株インデックス・ファンドの信託報酬は年0.154%~0.55%であり、相対的に低い手数料率になっている。

 「NZAM・ベータ S&P500」は、米国の主要株価指数であるS&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する運用成果をめざす。信託報酬は年0.264%。つみたてNISA対象商品でS&P500に連動をめざすファンドの信託報酬は年0.0938%~0.495%であり、この半ば近辺に位置する手数料率になっている。

 「NZAM・ベータ 日本2資産(株式+REIT)」は、日経平均株価(配当込み)と東証REIT指数(配当込み)の比率を均等にした合成指数に連動することをめざす。信託報酬は年0.242%。つみたてNISA対象商品としては、岡三アセットマネジメントの「日本株式・Jリートバランスファンド」(信託報酬は年0.209%)と同じ仕組みだが、信託報酬率がやや高い。

 また、「NZAM・ベータ 米国2資産(株式+REIT)」は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)とS&P米国REIT指数(配当込み、円換算ベース)の比率を均等とした合成指数に連動することをめざす。信託報酬は年0.407%。つみたてNISA対象商品で海外の資産複合型の投資商品の中では相対的に低い手数料率になっている。つみたてNISA対象商品として、海外の株式とREITの2資産を組み合わせた運用をするファンドは初めて。

 三菱UFJ国際投信の「つみたて」シリーズは、つみたて投資専用の低コストのインデックス・ファンドのシリーズ。販売窓口をネット専用に絞った「eMAXIS」「eMAXIS Slim」とは違って、対面の店頭取引でも取り扱いがある。「つみたて米国株式(S&P500)」は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動することをめざし、信託報酬は年0.22%。つみたてNISA対象商品の中でS&P500指数に連動をめざすファンドの中では相対的に低い手数料率になっている。

 また、「つみたて全世界株式」は新興国を含む全世界の株式市場をカバーするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動をめざす。信託報酬は年0.22%で、つみたてNISA対象商品でMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動をめざすファンドの信託報酬は年0.1144%~0.66%であり、相対的に低い手数料率になっている。

 新型肺炎の世界的な感染拡大によって、世界の株式市場等が日々大きく変動するようになっている。ファンドの購入にあたっては、できるだけ安い価格で購入したいのは人情だが、昨今のような上下に大きく動く市場で、より安い価格で買おうと思ってもなかなかうまくいかないものだ。むしろ、今は、おおよそで考えて直近の高値から20%も値下がりした水準で購入できるメリットを考えたい。不安定な相場がいつまで続くかわからない中では、積立投資は価格が下がるとより多くの口数が買える効率的な投資手法になる。ほとんどの銀行や証券会社では、つみたてNISAの口座開設は、電話やインターネットでも申し込みが可能だ。この機会に、つみたてNISAによる資産形成のスタートを考えたい。

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