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ニッセイアセットの「インデックスパッケージ」、つみたてNISAを生かす内外株式ベースの分散投資を提案

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ニッセイアセットマネジメント
投資信託企画部長
関沢仁氏

 ニッセイアセットマネジメントは、つみたてNISAの対象商品として「ニッセイ・インデックスパッケージ」4商品を11月17日に新規設定した。複数の資産に分散投資するバランス型ファンドシリーズとして育成していく計画だ。同シリーズについて、ニッセイアセットマネジメントの投資信託企画部長の関沢仁氏に聞いた。

 ――「ニッセイ・インデックスパッケージ」設定の狙いは?

 「インデックスパッケージ」シリーズは、つみたてNISA制度を生かす資産形成を考えた商品シリーズ。当社ではすでに、つみたてNISAの指定インデックスに連動する低コストの「購入・換金手数料なし」シリーズを展開しているが、新シリーズによって複数の資産を組み合わせて運用したいと考える投資家の方々のニーズに応えていきたい。

 まず、現役世代が時間分散のメリットを生かし、投信の積立によって長期の資産形成を目指す場合、「長期・積立・分散投資に資する投資信託に関するワーキング・グループ」の報告書にもある通り、「株式主体の投資信託の保有を通じてアセットクラスの分散が可能になること」が肝心と考え、内外株式ファンドをベースとしたバランス型のシリーズにした。

 もっともベーシックな「ファンドパック3」は、株式だけの均等分散投資ポートフォリオ(国内・先進国・新興国の株式)。このパッケージに、国内外のリート(不動産投信)を加えた「ファンドパック5」は5資産に均等配分する。組み入れ資産の均等配分は、ネット証券での売れ筋バランスファンドは、8資産均等などの均等投資タイプであることを考慮した。

 ただ、投資未経験の方を中心に、株式への投資はリスクが大き過ぎると感じる方のニーズも考え、債券に50%投資する「ファンドパック7」(国内・先進国の債券に25%ずつと5資産を10%ずつ)を用意。さらに、為替のリスクを取りたくないと考える方に「ファンドパック日本」(国内債券70%、国内株式・リートを15%ずつ)も用意した。

 また、「インデックスパッケージ」は、資産数を追加するごとにリスク水準が低下する。各資産への投資割合は、極力分かりやすい割合とし、ファンド愛称を「ファンドパック」にしたことも、つみたてNISAを通じて投資を始める初心者の方々への説明のしやすさを意識した。「パッケージ」と言った方が、複数の資産に組み合わせて投資する商品イメージが伝わりやすいと思う。

 つみたてNISAは制度上、リバランス(投資比率を保つため、値上がり資産を一部売却し、値下がりした資産を買い増すこと)がしにくい。1本のファンドを購入するだけで複数資産への投資ができ、かつ、リバランスも自動的にできるバランス型商品は、つみたてNISAを使った長期投資に相応しい商品といえるだろう。

 ――資産の配分比率の違いによって、どのような投資パフォーマンスが期待できる?

 過去10年間(2007年9月末-17年9月末)のシミュレーションの結果、リスクと累積リターンは、「ファンドパック3」はリスク20.8%で累積リターン37.5%、「ファンドパック5」は同19.6%と42.6%、「ファンドパック7」は11.8%と41.3%、「ファンドパック日本」は5.4%と31.8%だった。「3」と「5」の差異は小さいが、資産数を増やすことでリスクが低減する効果は確認できる。

 また、リバランスの効果も、「ファンドパック7」でリバランスをしない場合の累積リターンは31.6%だったが、毎月リバランスすると41.3%になった。同じく「ファンドパック日本」は25.8%に対し31.8%だった。過去10年では、4つのパックそれぞれでリバランス効果がプラスに働いていることが確認できた。

 ――今後のつみたてNISA向けの商品展開は?

 パッシブファンドの品揃えは、「インデックスパッケージ」シリーズ、「購入・換金手数料なし」シリーズを中心に、お客様ニーズの多様化に応じて商品を拡充していく考えだ。

 一方、アクティブファンドも、現在は「ニッセイ日本株ファンド」だけだが、今後の商品追加に向けて、さまざまな取り組みを行っていく。たとえば、今年6月に設定した「げんせん投信」は、日本株アクティブファンドだが、つみたてNISAの対象要件を充足することをめざして開発したファンドである。SNSや専用サイトを開設し、情報提供に積極的に取り組むなど、長期の資産形成向けのファンドとして、安心して利用していただけるようマーケティング面で新たな取り組みも行っている。今後、アクティブファンドでも対象商品を増やしていきたい。

提供:モーニングスター社

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