つみたてNISAコラム

教えて!つみたてNISAのパッシブファンド

 つみたてNISAの運用の中心となるものが「パッシブファンド」と呼ばれるファンドです。そもそも、つみたてNISAは投資初心者に向けた制度であるため、金融機関各社、商品の運用が複雑ではない、パッシブファンドを中心に商品のラインナップを行っています。今回は、パッシブファンドって何?というところから、パッシブファンドの特徴について探っていきましょう。

パッシブファンドとは?

 そもそも、つみたてNISAに指定されているファンドは、大きく分けると、ベンチマーク(日経平均株価などの指数)に連動する運用成果を目指す「パッシブファンド」と、指数を上回る投資成果を目指す「アクティブファンド」に分けられます。主な特徴は下記の通りです。(図表1)

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出所:モーニングスター作成

 パッシブファンドはアクティブファンドに比べ、ファンドマネジャーと呼ばれる運用担当者が介在しない分、コスト(信託報酬)が安いという特徴があります。パッシブファンドの基準価額は、基本的に指数と同じように動くのに対し、アクティブファンドは指数を上回る運用成果を目指すため、パッシブファンドに対し価格変動が大きくなる傾向にあります。パッシブファンドを購入した際、運用成績を確認したい場合は、TOPIXや日経平均など連動対象の指数をウォッチすればいいので、運用の管理も楽で、且つ騰落要因などのニュースもたくさんありますので、マーケット状況を確認するのも容易です。

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出所:モーニングスター作成

 運用成績でベンチマークに勝てたかどうかを示す勝率も、実のところパッシブファンドの方が高いという結果も出ていることから、僅かな優れたアクティブファンドを選ぶよりも、コストが安く、投資初心者でも分かりやすいパッシブファンドが推奨される傾向が強まり、現在、つみたてNISAやiDeCoなどを問わず投信業界全体でアクティブからパッシブ化の風潮が強くなっています。

ファンド選びの注意点

 では、パッシブファンドを選ぶ際の注意点はあるのでしょうか。下記の図をご覧ください。つみたてNISAのパッシブファンドは、金融庁によって、指定されたインデックス、信託報酬など、数々の条件をクリアしたファンドが設定されています。(図表3)ですので、日経225など同じ指数に連動しても、商品によって手数料が大幅に異なるということはないので、その点では安心して購入できるでしょう。

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出所:金融庁のデータを基にモーニングスター作成

 一方で、金融機関の取扱商品数は全3本~106本と、商品数には幅があります。国内株式で金融庁が指定したインデックスは、日経225、TOPIX、JPX日経400と3種類ありますが、ファンド数が絞り込まれている場合、国内株式ファンドはTOPIXのみしか取扱いしておらず、日経225やJPX日経400に投資ができないなど弊害もあります。全体的にはつみたてNISAは初心者を対処としていることから5本以下が半数以上を占めています。(図表4)傾向としては、30以上の多くの商品を取り扱うのはSBI証券などのネット証券、5本以下は銀行などが当てはまります。詳しくは金融機関の比較をご覧ください。

 金融機関を選ぶ際は、自身の投資意向に沿ったファンドが設定されているかなど、つみたてNISAは今後長い付き合いとなります。各社の商品ラインナップをよく比較し、十分吟味して金融機関を選択しましょう。

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※ 2017年10月13日現在、モーニングスター調べ

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